ご無沙汰しておりました。1.4が終わって気づけばNJCが開幕、早いものです。
今回は新日本からAEWへ移籍した選手たちについて1つ気になることを書いてみます。
選手とられすぎ問題、団体間の関係は対等なの?といった内容はまた別の機会で。
なので視点を変えて考えてみます。それではご覧ください!
誰がAEW世界王者になるのか

結論で今回言いたいこと。
まだ誰も獲っていないのです。
新日本→AEW移籍組で、AEW世界王座を獲得した選手がいません。
新日本であればIWGPヘビー級王座、WWEであれば世界ヘビー級王座と統一WWE王座にあたるAEWの最高権威の王座。
移籍した選手や歴代王者を整理していきましょう。
※旗揚げメンバーのケニー、ハングマンは対象外にしています。
新日本プロレスからAEWへ移籍した選手
説明の都合上、AEW旗揚げ2019年以降に新日本を退団し現在AEWで活躍中=移籍とします。
フリーか正式契約か、新日本を退団しAEWへ入団した経緯、2団体契約では?など不明点が多いのでざっくりでご容赦ください。
| 選手 | 移籍時期 | 新日本時代の主なタイトル歴 | 現在の立ち位置 |
| ランス・アーチャー | 2020/2 | IWGP US、IWGPタッグ | ドン・キャリス・ファミリー |
| ジュース・ロビンソン | 2022/10 | IWGP US、IWGPタッグ | Bang Bang Gang |
| ジェイ・ホワイト | 2023/4 | IWGPヘビー、IWGP世界ヘビー、IWGP US NEVER無差別 | 怪我により欠場中 |
| カイル・フレッチャー | 2023/5 | IWGPタッグ、STRONG無差別タッグ | ドン・キャリス・ファミリー |
| マーク・デイビス | 2023/5 | IWGPタッグ、STRONG無差別タッグ | ドン・キャリス・ファミリー |
| ウィル・オスプレイ | 2023/11 | IWGPジュニア、IWGP世界ヘビー、IWGP US NEVER無差別 | 怪我により欠場中 |
| 飯伏幸太 | 2023/11 | IWGPジュニア、IWGPジュニアタッグ、 IWGPヘビー、IWGP世界ヘビー、IWGPタッグ NEVER無差別 | 怪我により欠場中 |
| 柴田勝頼 | 2023/12 | NEVER無差別、IWGPタッグ | THE OPPS |
| オカダ・カズチカ | 2024/3 | IWGPヘビー、IWGP世界ヘビー、NEVER6人 | ドン・キャリス・ファミリー |
| ケビン・ナイト | 2025/3 | IWGPジュニアタッグ | JetSpeed |
| デビット・フィンレー | 2026/3 | IWGPグローバル、NEVER無差別、IWGPタッグ、NEVER6人 | THE DOGS |
| ゲイブ・キッド | 2026/3 | IWGPグローバル、STRONG無差別 STRONG無差別タッグ | THE DOGS |
| クラーク・コナーズ | 2026/3 | IWGPジュニアタッグ | THE DOGS |
最初に新日本からAEWへ移籍したのはランスだったのですね。次いでジュース。
なんとなくオージーオープンの2人が最初のイメージでした。
AEW移籍後ジェイ、オスプレイ、飯伏に加えケニーも怪我や病気で長期離脱へ。
新日本の巡業スタイルは批判されがちですがうまくコントロールできているといえます。

選手が契約更新したら公式から発表してほしいですよね。
AEWでタイトルを獲得した選手
| 選手 | タイトル |
| ジェイ・ホワイト | AEWトリオ王座 |
| カイル・フレッチャー | AEW TNT王座(現)、AEWトリオ王座(現) |
| マーク・デイビス | AEWトリオ王座(現) |
| ウィル・オスプレイ | AEWインターナショナル王座 |
| 柴田勝頼 | AEWトリオ王座 |
| オカダ・カズチカ | AEWインターナショナル王座、AEWコンチネンタル王座(現)、AEWトリオ王座(現) |
| ケビン・ナイト | AEWトリオ王座 |

現トリオ王者はオカダ、カイル、デイビスの3人。(2026年3月時点)
加えてオカダがナショナル王座と2冠。そしてカイルがTNT王座と2冠です。
ジェイ、ケビン、柴田もそれぞれのユニットで過去にトリオ王座を獲得しています。
王者が3人体制のため人数が多くなる前提ですが11回の王座移動にしては新日本絡みの選手が多いですね。

カイルはオスプレイとオカダから学んでいるので将来が楽しみです。
移籍後にAEW世界王座へ挑戦した選手
| 選手 | 大会 |
| ジェイ・ホワイト | AEW: Full Gear 2023 現地時間2023年11月18日 KIAフォーラム(アメリカ カリフォルニア州イングルウッド) ▽第10試合『AEW世界選手権試合』 <王者> MJF vs ジェイ・ホワイト <挑戦者> 結果:王者防衛 |
| ウィル・オスプレイ | AEW x NJPW: Forbidden Door 現地時間2024年6月30日 UBSアリーナ(アメリカ ニューヨーク州エルモント) ▽第10試合『AEW世界選手権試合』 <王者> スワーブ・ストリックランド vs ウィル・オスプレイ <挑戦者> 結果:王者防衛 |
| ケビン・ナイト | AEW:DYNAMITE 現地時間2026年3月4日 ドン・ハスキンス・センター(テキサス州エルパソ) ▽第1試合『AEW世界選手権試合』 <王者> MJF vs ケビン・ナイト <挑戦者> 結果:王者防衛 |
まず、オカダは未挑戦です。移籍以降1年9か月ほどコンチネンタル王座を防衛し続けていました。
去年末に落としたので今年満を持してかと思いきや現在はナショナル王座戦線にいます。
直近ではケビンが挑戦。新日本時代はジュニアでKUSHIDAとのタッグ屋でした。AEW移籍後に評価を上げた選手といえます。
ジェイの挑戦時は王者MJFが襲撃された怪我で防衛戦不可、急遽代わりに盟友アダム・コールと王者決定戦が決まりかけたところでMJFが登場。怪我を押して防衛戦をする流れでした。MJFスーパーヒーローストーリーでジェイが不憫でしたね。
オスプレイは直近エンパイア絡みで新日本に姿を見せ復帰を匂わせました。AEWのビッグマッチでイギリス大会が開催されるときに再挑戦の可能性が高まるでしょう。
WAR DOGSの3人

直近AEWと正式契約、デビューを果たしたフィンレー、ゲイブ、コナーズについて。
新日本ではBULLET CLUB WAR DOGSとしてユニットを組んでいました。
AEWでは3人でTHE DOGSとして活動していくようです。新日本から正式に退団発表はなく、ゲイブは戻ってくる的な発言に加えSNSで新日本を煽りまくってます。現時点では新日本公式サイトの選手プロフィールに3人とも残ったまま。同時期に退団発表があったEVILやヒロムは消えています。モクスリーもずっと残っているので籍だけ置いておける契約があるのかもしれませんね。
メリットは名前を使える、スポットで参戦させやすいといったところでしょうか。
フィンレーの評価と今後
父弟がいるWWEが本命とされていたところ急転直下のAEW移籍となったフィンレー。
理由はWWEからのオファーがRAW/Smack DownでなくNXTスタートだったためとされています。フィンレーが実質2軍スタートに納得しなかったというわけです。あくまで噂、リーク情報ですがたぶんそのままの流れだったのかなと思ってます。プライベートでは子供が産まれたようなのでアメリカを拠点にしたかったのでしょう。気になるのがAEWでの扱いです。ひとまずWOR DOGSに続きTHE DOGSのリーダー的な立ち位置からスタート。オカダ、オスプレイ、ジェイも獲れていないAEW世界王座までたどり着けるのでしょうか。3人と比べるとどうしてもIWGPヘビー、世界ヘビーに届かなかったことやベストバウト必至のライバルに恵まれなかったことが惜しいところ。フィンレーは見た目以上のパワーや荒々しいファイトスタイルの中で光るカウンターテクニック、受けのタイミングの良さが魅力です。これは、見る側が気づくのに時間を要する点です。
つまり、フィンレーの良さをファンが理解し支持するのには一定期間が必要ということ。筆者もBULLET CLUB新リーダーになってから大手のひら返しをしたファンの一人。そして年齢がまだ32歳。おそらくWWEの評価はこのフィンレーのキャラと長所を浸透させる時間が必要、若いことから急ぐこともない、といったところでNXTスタートだった可能性が高いです。
AEWでもゲイブやコナーズは参戦を重ねていましたがフィンレーは絡まずでした。禁断の扉でもスポットが当たることは少なかったです。AEW、トニー・カーンの評価も今一歩だったのかもしれません。しかしBULLET CLUBリーダー就任時同様、この評価と現状をひっくり返してくれるのがフィンレーでしょう。AEW世界王座戴冠を期待します。

フィンレーとEVILがだいすきだったので退団かなしいです。
歴代AEW世界王者
| 歴代 | 選手 |
| 初代 | クリス・ジェリコ |
| 第2代 | ジョン・モクスリー |
| 第3代 | ケニー・オメガ |
| 第4代 | アダム・ペイジ |
| 第5代 | CMパンク |
| 第6代 | ジョン・モクスリー |
| 第7代 | CMパンク |
| 第8代 | ジョン・モクスリー |
| 第9代 | MJF |
| 第10代 | サモア・ジョー |
| 第11代 | スワーブ・ストリックランド |
| 第12代 | ブライアン・ダニエルソン |
| 第13代 | ジョン・モクスリー |
| 第14代 | アダム・ペイジ |
| 第15代 | サモア・ジョー |
| 第16代 | MJF |
2019.8.31初代王座決定戦以降6年半の間に16回王座が移動、9人の王者が名を連ねています。
歴代王者たちの経歴
| 選手 | AEW移籍前の主な経歴 |
| クリス・ジェリコ | WWE所属、WWE王座獲得歴あり |
| ジョン・モクスリー | WWE所属、WWE王座獲得歴あり |
| CMパンク | WWE所属、WWE王座獲得歴あり |
| サモア・ジョー | WWE所属、WWE王座獲得歴あり |
| ブライアン・ダニエルソン | WWE所属、WWE王座獲得歴あり |
| ケニー・オメガ | 新日本プロレス所属、IWGPヘビー級王座獲得歴あり |
| アダム・ペイジ | 新日本プロレス所属 |
| スワーブ・ストリックランド | WWE所属 |
| MJF | MLW、CZW所属、王座獲得歴あり |
主観ですがAEWが自前で王者に育て上げた選手はスワーブ、MJF、ペイジの3人でしょう。
MJFはMLW、CZWで最高峰王座戴冠歴あり、AEW旗揚げメンバーです。ペイジは新日本所属時代バレットクラブThe Eliteのメンバーです。ケニーやヤングバックスらと共にAEW旗揚げ中心選手。そうなると助走なしで育てたのはWWE解雇後に契約したスワーブだけかもしれません。
他の選手はWWEスーパースターとして有名で実績十分な選手たちとAEW副社長のケニー。錚々たるメンツが名を連ねています。
新日本時代の因縁からストーリーを作りやすい点で考えると、ケニーの復権が望ましいです。特にオカダ、オスプレイは因縁から挑戦しやすいでしょう。次いで新日本参戦が多いかつAEW世界王座戴冠数も多いモクスリー。アメプロはもちろん新日本的な戦いも展開できます。
現王者MJFはマイクが群を抜いてうまく、試合は基本に忠実な組み立てができる選手です。なのでアスリートプロレス主体の選手よりもオーソドックスなレスリングスタイル主体の選手の方が嚙み合います。マイクの応酬ができる口のうまさも欲しいです。そう考えると、かつてジェイがMJFに挑戦したのも頷けます。
今、AEW世界王座に一番近い選手は誰なのか
筆者の予想
【本命】
オカダ・カズチカ
【大穴】
デビット・フィンレー
オカダは海外武者修行時代のTNAでヤングバックスと出会いました。以降盟友として過ごし、オカダがヤングバックスを新日本に入れたといわれています。そしてヤングバックスがオカダをAEWへ誘った流れです。契約は3年21億とされ、2024年2月に入団したため丸2年経過しました。これまではヒールとしてケニー追放後のThe Eliteでヤングバックスと組み、現在はドン・キャリス・ファミリーにいます。残り1年、そろそろ最高峰王座獲りへ動いていいのではないでしょうか。
言語の壁でマイクに不安があるならドン・キャリスやロッキー・ロメロ、中澤マイケルもいます。
かつての外道とのコンビのように、いつものように試合内容で支配すれば支持を得られるはず。
そして忘れてはいけないのが怪我病気による長期離脱が過去一度もないことです。AEWはテレビ番組放送です。ハードな試合をしても次回に穴を空ける心配のないオカダはうってつけの選手。格はいうまでもない世界最高のレスラーの一人。やはり本命はオカダです。
続いて大穴期待のフィンレーです。なぜフィンレーなのか。それは、他の選手がまだそれぞれにやるべきことがあるからです。ジェイとはヤングライオン時代からの同期、そしてBULLET CLUBリーダーの座を引き継いだ歴史があります。そしてオスプレイとは1993年5月生まれまで一緒の同い年。IWGP US戦線やオスプレイラストマッチの相手も務めました。そんなジェイもオスプレイも現在は怪我で長期離脱中。オスプレイは新日本復帰を匂わせる動きをしているので復帰即トップ戦線というわけではなさそう。
ジェイは復帰時期未定ですが去年末あたりから復帰がほのめかされています。ただ、ジェイは扱いがあまりよくありません。やっとプッシュされそうなところで怪我をしてしまいました。なので復帰後は他のベルト戦線から仕切り直しになるのではないでしょうか。
続く候補はフレッチャーかケビンです。どちらも現在プッシュされています。ですがこのプッシュはあくまで育成としての意味合い。まだ将来を期待されている若手の域です。
この状況、フィンレーの出番は思いのほか早いかもしれません。THE DOGSのゲイブとコナーズは新日本時代からすでに何度も参戦しAEWで認知されている。その2人のボスであるフィンレーが満を持しての入団です。先のWWEのフィンレー評価でも述べた通り、フィンレーのプロレスはファンに浸透するのに少し時間がかかります。ですがAEWであれば向こうのファンも少なからずフィンレーを知っているはず。いきなり挑戦というわけではないでしょうが、いくつか与えられたストーリーをこなしていけば王座戦が見えてきます。そして、フィンレーは新日本でIWGPヘビー未戴冠、WWE評価は実質2軍スタート。これをAEWが逆手に取るのです。新日本、WWEが最高評価を与えなかったフィンレーを堂々王者にし活躍させることができれば、AEWの手腕が評価され支持を得ることに繋がります。
さらに、フィンレーを王者にすれば防衛ロードのストーリーを展開しやすくなります。ジェイとオスプレイは先に述べた通り歴史あり、逆にオカダとは戦っておらず温存されたカードです。そこにIWGP USを巡って対戦歴のあるモクスリーもいます。格は下がりますがかつてタッグを組んでいたジュースも候補。そして父弟がWWEにいることから、WWE出身組ともフィンレーの家族ネタを使えば対戦構図のきっかけにできます。
ユニットとしては武闘派ヒール色が強いはず。デスライダーズと被ります。ゲイブは一時期共闘していました。ここの関係がどうなるのかも行方を左右しそうです。
いかがでしょうか。フィンレーがAEW世界王者になっている姿は浮かびましたでしょうか。
ちなみに

新日本を退団以降去就不明のEVILとヒロムについて。
まず、2人ともAEWではないと思っています。理由としては、新日本→AEW移籍の場合はどの選手も退団から1週間程度でAEWに登場し契約発表されるからです。オカダですら2024年1月末に退団、2月7日にAEWと契約が発表されています。そのため、1月末に退団したEVIL、2月11日がラストマッチだったヒロムはAEWではなく別の道を選ぶのでしょう。
皆さんご存じの通りEVILはWWE濃厚。ヒロムはWWEのイメージが湧きません。
2人の新天地での活躍を大いに期待しています。
まとめ
今回は新日本プロレスからAEWへ移籍した選手についてでした。
誰が最初にAEW世界王者になるのか、皆さんの予想はどの選手でしょうか。
海外人気、説得力からオスプレイを推す声が多そうな気がしますね。育った選手がどんどんAEWへ移籍していく現状に思うところもありますが、どうしようもないのもまた事実です。
であれば、誰がAEWのトップになるのかを予想して楽しみませんか。最近のオスプレイのように、いずれ戻ってくる選手も出てくることでしょう。長く見るのがプロレスです。
新日本プロレス出身選手の活躍をさらに楽しめるよう、また書いていきます。



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