【新日本プロレス】今こそ2016.1.4東京ドーム大会をみてほしい理由

プロレス

今回はWRESTLE KINGDOM20、来年の1.4東京ドーム大会がもっと楽しみになるような紹介です。10年前のWRESTLE KINGDOM10、2016年の1.4東京ドーム大会を振り返ります。
ぜひこの記事を読んで来年の1.4に想いを馳せつつ2016.1.4を見ていただけたらうれしいです。

見てほしい7つの理由

20回目を数えるWRESTLE KINGDOMの中でなぜ今2016年を推すのか。その答えは来年の1.4と繋がる点が多いからです。

  1. 試合順が完璧
  2. 棚橋引退試合の相手がオカダに決まったから
  3. 新日本退団前、中邑の1.4東京ドーム最後の大会
  4. 今年IWGP世界ヘビーを巻いた後藤と今年新日本を退団した内藤の対戦
  5. ジュニアヘビーのすごさを再認識できるから
  6. AJが引退するから
  7. 観客動員数2万人でも会場の熱量が伝わるから
筆者
筆者

言いたいことが多すぎて7つに絞るのがやっとでした笑

とにかく見てほしい

細かい説明や感想はいいから見ようと思ってくれた方。
ぜひ下のリンクから飛ぶか検索ワードをコピーしてNJPW WORLDへ!

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対戦カード

第9試合 IWGPヘビー級選手権
 (第63代王者)オカダ・カズチカvs棚橋弘至(挑戦者/G1 CLIMAX 25優勝者)

第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権
 (第12代王者)中邑真輔vsAJスタイルズ(挑戦者)

第7試合 NEVER無差別級選手権
 (第9代王者)石井智宏vs柴田勝頼(挑戦者)

第6試合 スペシャルシングルマッチ
 後藤洋央紀vs内藤哲也

第5試合 IWGPタッグ選手権
 (第68代王者組)カール・アンダーソン ドク・ギャローズvs真壁刀義 本間朋晃(挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2015優勝組)

第4試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権
 (第72代王者)ケニー・オメガvsKUSHIDA(挑戦者)

第3試合 ROH世界選手権試合
 (王者)ジェイ・リーサルvsマイケル・エルガン(挑戦者)

第2試合 初代NEVER無差別級6人タッグ王座決定戦
 矢野 通 ジェイ・ブリスコ マーク・ブリスコvsバッドラック・ファレ 高橋裕二郎 タマ・トンガ

第1試合 IWGP Jr.タッグ選手権 4WAYマッチ
 (第43代王者組)カイル・オライリー ボビー・フィッシュvsリコシェ マット・サイダル(挑戦者組/SJTT2015優勝組)vsロッキー・ロメロ バレッタ(挑戦者組)vsマット・ジャクソン ニック・ジャクソン(挑戦者組)

2026.1.4へ繋がるカードは3試合

この3試合は押さえておきたいです。

第9試合 IWGPヘビー級選手権
 (第63代王者)オカダ・カズチカvs棚橋弘至(挑戦者/G1 CLIMAX 25優勝者)

第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権
 (第12代王者)中邑真輔vsAJスタイルズ(挑戦者)

第6試合 スペシャルシングルマッチ
 後藤洋央紀vs内藤哲也

1.試合順が完璧

大会を通し1つのパッケージとして見たとき、この2016年ほど完璧な試合順はないと思っています。2018年もかなり完成度が高いです。特に後半戦は2018年の方が、と思う方もいるのではないでしょうか。それでも、大会全体で見た時に美しさすら感じるのは2016年です。

第1試合 IWGP Jr.タッグ選手権 4WAYマッチ(第43代王者組)カイル・オライリー ボビー・フィッシュvsリコシェ マット・サイダル(挑戦者組/SJTT2015優勝組)vsロッキー・ロメロ バレッタ(挑戦者組)vsマット・ジャクソン ニック・ジャクソン(挑戦者組)

jrタッグ4wayでお祭り感を演出。超豪華な4組で一気に会場のボルテージを上げる。

第2試合 初代NEVER無差別級6人タッグ王座決定戦矢野 通 ジェイ・ブリスコ マーク・ブリスコvsバッドラック・ファレ 高橋裕二郎 タマ・トンガ

新設された6人タッグの初代王座戦。新しい風を取り入れ新鮮さを演出。

第3試合 ROH世界選手権試合(王者)ジェイ・リーサルvsマイケル・エルガン(挑戦者)

ROH王座戦、他団体のベルト戦で普段なら見られない特別感を演出。

第4試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権 (第72代王者)ケニー・オメガvsKUSHIDA(挑戦者)

jrヘビー戦、当時のjrエース各同士の文句のつけようのないカードで新日本のレベルの高さを示す。

第5試合 IWGPタッグ選手権  (第68代王者組)カール・アンダーソン ドク・ギャローズvs真壁刀義 本間朋晃(挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2015優勝組)


IWGPタッグ戦、ヒールの名タッグに友情タッグが挑むお手本のような構図を演出。

第6試合 スペシャルシングルマッチ  後藤洋央紀vs内藤哲也

スペシャルシングル、本隊から立場を大きく変えた選手vs本隊一筋やっていた選手の因縁マッチ。この先が気になる展開を演出。

第7試合 NEVER無差別級選手権  (第9代王者)石井智宏vs柴田勝頼(挑戦者)

これぞ新日本というバチバチの真っ向勝負で強さを示す。前の試合とのギャップも演出し観客を引き込む。

第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権  (第12代王者)中邑真輔vsAJスタイルズ(挑戦者)

セミファイナルで誰もが見たいと思った夢のカードを切る。これぞ1.4という充足感で満たす。

第9試合 IWGPヘビー級選手権   (第63代王者)オカダ・カズチカvs棚橋弘至(挑戦者/G1 CLIMAX 25優勝者)者)

メインイベント、これが今の新日本プロレスだと言わんばかりのてっぱん黄金カードで締める。

後ろの試合になるにつれベルト戦、大物選手の対戦になるだけではないんです。
それぞれの試合に込められた意図やテーマがまるでコース料理のように順に振舞われています。

2.棚橋引退試合の相手がオカダに決まったから

棚橋とオカダが1.4東京ドームで戦ったのは計3戦。
すべてIWGPヘビー級王座を懸けたメインイベントでした。
ちなみに通算対戦成績はオカダから17戦9勝5敗3分、IWGP王座戦は9戦です。
お気づきの方もいるでしょうか。棚橋引退試合の対戦が18戦目、棚橋vs中邑の通算17戦を上回ります。
個人的には棚橋オカダのベストバウトはこの試合だと思っています。レインメーカーショックの試合やオカダ悔し泣きの1.4もあります。棚橋とオカダ、どちらが新日本を、時代を引っ張っていくのかが問われた試合でした。棚橋とオカダの物語最終章、ファンも迎える準備をしておきたいです。

3.新日本退団前、中邑の1.4東京ドーム最後の大会

この時はまだ中邑が退団することはわかっていませんでした。
なのでほとんどのファンがこの中邑vsAJという至極の対戦を純粋に堪能しました。
中邑は2014、15でダンサー、キングとド派手な衣装と演出で入場していた中、この年はとてもシンプルな入場。相手がAJであれば余計な味付けも飾りも必要なかったのでしょう。
ついに棚橋vs中邑の引退試合が組まれることはありませんでした。それでも、どこかで中邑の幻影を追っている自分がいます。どうせなら中邑がいないことすらも余韻にしてしまいたいのです。

4.今年IWGP世界ヘビーを巻いた後藤と今年新日本を退団した内藤の対戦

お互い新日本プロレス生え抜きで本隊としての活動も長かった2人。いつも前に棚橋がいて、もがいているうちにオカダに追い越されたともいえる似た者同士。本隊からロスインゴへ立場を大きく変えた内藤はベルト以上に自分の価値を証明し新日本をけん引、そして退団。本隊から移ったCHAOSではタッグ路線が定位置に。時を経てまた本隊に戻り遂に悲願のベルトを巻いた後藤。
あまりライバルなイメージはないですがとても対比ができる2人です。

5.ジュニアヘビーのすごさを再認識できるから

前回の記事で1.4 IWGPジュニアのカードを予想し速攻で外した筆者。
言いたいのは、ジュニアの王座戦がシングルもタッグも組まれないのはいかがなものか、です。
ヒロムのGHCジュニアが組まれるのかもしれませんが、1.4は新日本の興行。
IWGPジュニア挑戦者決定戦で本当にいいのでしょうか。選手もファンも肯定的に捉えている空気を感じるので、ここで強く言わせていただきたいのです。ジュニアはヘビーより下の扱いで前座と言っているようなものではないでしょうか。
そこで、この2016年のジュニア王座戦シングルとタッグを見てほしい。どちらも素晴らしい試合内容でヘビーをも食う勢いと完成度です。正直いってこの時のタッグチーム4組はレベルが高すぎます。ですがシングルならヒロム、デスぺ、石森、ロビーのトップ格は申し分ないです。それなのに王座戦が組まれない現状。どう打破していくのか期待したいです。

6.AJが引退するから

筆者はプロレスラーとして五角形が一番きれいなのはAJだと思っています。
カリスマ性、相手と自分の魅せ方、技の説得力と抜群の試合内容、ビジュアル、コメント力など五角形に当てはめるのは自分が思う要素でいいと思いますが、どう組んでもAJは外せないです。棚橋やライガーも似たようなコメントをしていたと記憶しています。棚橋、中邑、オカダ、AJの4強時代は本当にワクワクしていました。そんなAJも棚橋と同じ2026年で引退を表明しています。
ここに内藤も加えて棚橋の引退試合の相手としてふさわしい3人とそれぞれ渡り合ったバレットクラブ2代目リーダーAJスタイルズ、今改めて見ておくのはいかがでしょう。

7.観客動員数2万人でも会場の熱量が伝わるから

今回いちばん言いたいのはこれです。
観客動員数25204人
2016年はコロナ以降の2023、24、25年と変わらない動員数ですが、会場の熱量が凄まじいのです。ぜひメインイベントの入場をみてください。もちろん、コロナで一度無くなった歓声を上げる文化、音響やマイクの位置にカメラワーク、音の拾い方が違ったりもするかもしれません。それらを考慮しても違うのがわかると思います。ファンが心から楽しみ気持ちが高鳴り心が高揚して熱になって会場を満たす。この時をもう一度取り戻したいです。どこか恥ずかしい、周りが気になるなんてこともあるでしょう。ですが棚橋の引退、来年の1.4だけは心残りがないよう全力で声をあげませんか。

まとめ

今回は来年の1.4東京ドームをさらに楽しめる、楽しみに待てるような紹介でした。
プロレスは前哨戦があり本番を迎えるまでの過程の楽しみ方もそれぞれです。
年末も近づきなにかと忙しくなってくるかとは思いますが、どうせなら120%の思い入れで1.4を迎えたいところ。当時から見ている方は懐かしさを感じつつ、ここ数年で見るようになった方はこんな時もあって今があるんだなと知っていただけたらうれしいです。


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