【新日本プロレス】11.2 棚橋弘至~衣錦還郷 岐阜大会 感想

勝敗予想

今回は、先日行われた11.2岐阜大会について振り返ります。
棚橋弘至の凱旋、地元での試合は最後でした。1.4東京ドームと次期シリーズWTLへ向けたサプライズがあったのでまとめていきます。

試合結果

  • 第8試合 60分1本勝負 IWGP世界ヘビー級選手権試合
    <第14代王者>KONOSUKE TAKESHITA vs <挑戦者>後藤 洋央紀

    〇 KONOSUKE TAKESHITA (初防衛成功)
  • 第7試合 60分1本勝負 IWGP GLOBALヘビー級選手権試合
    <第6代王者>辻 陽太 vs <挑戦者>棚橋 弘至

    〇 辻 陽太 (初防衛成功)
  • 第6試合 時間無制限1本勝負 『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2025』優勝決定戦
    <Bブロック1位>ロビー・エックス/石森 太二 vs <Aブロック1位>SHO/DOUKI

    〇 SHO/DOUKI組(「SUPER Jr.TAG LEAGUE 2025」全勝優勝)
  • 第5試合 30分1本勝負
    コナーズ/OSKAR/Yuto-Ice/鷹木 vs ジェイコブ/テンプラリオ/カラム/オーカーン

    〇 コナーズ/OSKAR/Yuto-Ice/鷹木組
  • 第4試合 30分1本勝負
    ワト/YOH/矢野/上村/海野 vs 東郷/金丸/裕二郎/成田/EVIL

    〇 東郷/金丸/裕二郎/成田/EVIL組
  • 第3試合 20分1本勝負
    YAMATO/タイガーマスク/KUUKAI/デスペラード vs 吉岡/KUSHIDA/ダイヤ/田口

    〇 吉岡/KUSHIDA/ダイヤ/田口組
  • 第2試合 20分1本勝負
    永井/外道/ヒロム vs ハートリー/藤田/ロビー

    〇 ハートリー/藤田/ロビー組
  • 第1試合 20分1本勝負
    松本/嘉藤/ボルチン vs ゼイン/安田/村島

    〇 松本/嘉藤/ボルチン組

注目ポイント

  • 1.4東京ドーム大会IWGP世界ヘビー&IWGP GLOBALヘビーの2冠戦TAKESHITAvs辻の対戦が決定。
  • jrタッグリーグ優勝はSHO/DOUKI組。
  • ウルフ・アロンがEVILに払い腰を見舞う。
  • 11/08愛知大会、棚橋vsYuto-Iceの対戦が決定。
  • 棚橋に外道が接近、引退試合の相手を用意すると発言。
  • ヒロムがWTL出場を宣言、パートナーはフィンレー。
  • 鷹木がWTL出場を宣言、パートナーにモロニーを指名。
  • デスペラードがWTL出場を宣言、パートナーは石川修司?
  • OSKARがカラムをWAR DOGSへ勧誘。
  • 藤田がDOUKIに挑戦表明。

試合ごとに起こった出来事と展開

第8試合 60分1本勝負 IWGP世界ヘビー級選手権試合

防衛した竹下に辻が挑戦表明。
第7試合でIWGP GLOBALを防衛した辻に対し竹下は世界ヘビーとGLOBALの2冠戦を提案しました。辻も了承し来年1.4東京ドームでの対戦を明言、翌日の記者会見で正式に発表され決定です。
試合内容はさすが後藤といった安定した攻防です。個人的にはあの後藤がぶつかり合いと打撃戦であそこまで押される試合はあまり見ないので竹下の強さを感じました。加えて後藤の回転や昇天改といった大技を受けきった竹下はIWGP王者の戦いっぷりでした。

筆者
筆者

竹下は大きな身体を大きく使う魅せ方を意識している印象です。

第7試合 60分1本勝負 IWGP GLOBALヘビー級選手権試合

試合内容にもうひとつ説得力がほしい辻と動く試合が厳しい棚橋の対戦。
かなり良かったのではないでしょうか。棚橋と辻のストーリーに新日本プロレスを受け継いでいくといったテーマがあった試合です。ただ技や攻防がどうこうではなく感情や意味を見出せる内容でした。じっくりとレスリングを見せて徐々に互いに得意のムーブの王道展開、技と技の間に退屈さはありませんでした。
とくに、棚橋のハイフライフローを辻がジーンブラスターで迎撃しようとしたシーン。飛距離が出せない棚橋を辻が迎えにいく形で受けることができる説得力ある見せ方だったと思います。
そして試合後のマイク、くささも感じる言葉選びで棚橋とのストーリーを際立たせた辻に新日本を頼むと応えた棚橋。冗談で和ませてから対戦相手に言及、最後にファンに愛を叫ぶ棚橋らしいマイクでした。
そこに現れたYuto-Ice。あの空気と流れで出てこれるのはキャラとあっていてかなり好印象でした。棚橋の一言でプロレスラーになった辻の次が棚橋の同郷同中学の後輩中島。リング外で紡がれたストーリーが続いていて綺麗です。対戦表明の言葉選びもわかりやすくまとまっていました。
そして、もう一つ見逃せない点。終盤の攻防で棚橋が見せたランドスライドとバックステージで引退試合の相手を用意すると発言した外道です。

筆者
筆者

答えはどうでしょうか。滾ります。

第6試合 時間無制限1本勝負 『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2025』優勝決定戦

優勝予想も決勝カード予想も外しました。
わかりやすすぎるストーリーから1.4のカードへの流れで一気にわくわくさせてくると思っておりましたが違いましたね。王者チームが全勝優勝。筆者の記憶が正しければjrタッグリーグ史上初ではないでしょうか。DOUKIはシングル王者でもあるため文字通り絶対王者になりつつあります。
試合内容としては身体能力抜群のロビーと完成度が高い石森が見事なタッグワークと個人技で魅せてくれました。対して要所をダーティーファイトを混ぜてDOUKI/SHOが握っていく展開。
DOUKI/SHOは若さもあってか反則のバリエーションが少なく一辺倒なイメージがありましたが、この試合は散りばめていてタイミングも悪くなかったと思います。
気になるのはファンの反応です。ブーイングが飛び交っているのではなく冷めているように見受けられます。ヘイトを溜めて爆発させるのがヒールの役目といえますが今は単に気持ちが冷めて離れいっている印象です。DOUKIの叩き上げストーリーにSHOの憎めないキャラは支持を得てもいいはずです。ですがそれだとヒールからダークヒーローになってしまいます。大きくブーイングを集めるというのはそれだけ関心を集め感情を揺さぶっている証拠。ブーイングが大きくなるということは反対に支持層も増えます。そのため今ヒールのポジションを続けるにはファンが冷めるような流れにせざるを得ないのかもしれません。
そして、1.4東京ドームがどうなるのかも気になるところです。このままだと目ぼしいストーリーが進まないままDOUKIが2冠王者として1.4を迎えることになります。タッグ戦はカードから外れるのでしょうか。と思っていたところ、バックステージで藤田が挑戦に名乗りを上げました。年内でタッグ戦が組まれ藤田/ロビーが奪取、DOUKIは1.4でシングル戦に臨む流れと予想します。

筆者
筆者

1.4jrシングルのカード予想を近いうちにあげますね。

第5試合 30分1本勝負

OSKARとYuto-Iceがまだ目新しい中そこに鷹木がいるので新鮮さというより違和感すら覚えるチームです。ですが鷹木はドラゲー時代バリバリにヒールだったので相性は良いのかもしれません。
試合内容としてはゴング前からカラムとOSKARが互いを意識してぶつかっていました。コスチュームから緑が消え黒一色のカラムが終始荒れていたのでなにか思うところがあるのでしょう。
試合後のバックステージではOSKARがカラムをWAR DOGSに勧誘。今後の流れが気になります。
また、UNITED EMPIREはユニットとしてどうしていくのでしょうか。今年はユニットの合併や吸収が多発した中、オスプレイ以降明確なリーダーがいない帝国が据え置きとなっています。動きがあるとすれば年内ではなく来年1.5NEW YEAR DASH!!あたりか、注目です。

筆者
筆者

Yuto-Iceの必殺技は低空の顔面ブーツ「クルエラ」です。

第4試合 30分1本勝負

試合後のHOT劇場にウルフが制裁に入りました。EVILを払い腰で投げた後の動きはまだ慣れていない感じがして初々しかったですね。EVILの投げられた後に一度様子を見てすぐにリングアウトする対応はさすがといったところでしょうか。10月の両国で出てきた時も思いましたがウルフの表情の作り方は見事です。プロレスラーの顔をしていてこれだけで期待値が上がります。
後日の記者会見でウルフのデビュー戦をスペシャルシングルマッチからNEVER無差別級選手権へ変更するようEVILが要求。正式にタイトル戦へと変更が発表されました。
試合内容としてはNEVER無差別級6人タッグベルトを意識した攻防でした。HOTの連携で本隊組を翻弄。本隊組は個人での戦いを強いられタッグワークに差がありました。
バックステージでは上村と海野がタッグ継続でWTL出場を宣言。他に気になるタッグチームの出場が決まってきているので上村/海野は話題性でなく結果を残すしかありません。

第3試合 20分1本勝負


今年のjrタッグリーグを盛り上げてくれた他団体参戦組と新日本本隊組タッグの対戦でした。
特筆すべきはバックステージでデスペラードがWTL出場を宣言しパートナーに大巨人を指名した点です。恐らく石川修司でしょう。個人的に新日本で見てみたい選手だったので楽しみに発表を待ちます。

第2試合 20分1本勝負

WTLでまさかの合体となった外道とヒロムの外ム道。特筆すべきはバックステージでヒロムがWTL出場を宣言した点です。ヒロムは前年度優勝者ですがパートナーの内藤が退団しました。そこで新しいパートナーが必要だったところでWAR DOGSと共闘となった形です。外道と出場すると発言したところで外道がフィンレーを指名。まさかのヒロムとフィンレーのタッグが見れることとなりそう。二人の実力はいうまでもないですがヒロムは内藤と、フィンレーはジュースとタッグでの実績があります。ぶっつけ本番のタッグチームでも優勝候補筆頭といっていいかもしれません。とても楽しみなタッグチームです。

第1試合 20分1本勝負

やはりヤングライオンたちの試合は見ていて気持ちがよく清々しいです。それぞれ色をもちはじめ、今後も切磋琢磨していってほしいです。
直近NEVERのベルトを落としたボルチンはどうするのでしょうか。WTLは誰と組むのかも気になるところです。

まとめ

今回は11.2岐阜大会について振り返りました。
リング上でのサプライズもありましたがバックステージでの動きが多かった大会。
後日行われた記者会見では現時点での1.4東京ドームチケット販売数が発表されました。
3万枚を超え歴代最速で売れているようです。まだ悩んでいる方、今回ばかりは多少無理をしてでも見にいきませんか。棚橋の引退試合、見届けましょう。

あとがき

ご無沙汰しております。引っ越しや仕事などが重なってなかなか書けずでした、、
岐阜大会までに上げようと書いていた記事がいくつかあったのですがボツです笑
ちなみに竹下のIWGPの相手や岐阜大会の勝敗予想でしたがjrタッグの予想と合わせほぼ外しました。あたりはずれもですがもっと楽しめる予想をしていきたいです。(jrタッグの予想普通過ぎました)
私用も落ち着いてきたのでまた書いていきます。リクエストも受け付けているのでぜひ。

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